あと100日間の学習方法
とにかく過去問演習に入っていくこと。
私の経験から申し上げれば、新しい年度から順に5年間分3回解く。
当然3回目は式も答えも覚えています。
だからこそ、その3回目に8割以上の得点率をすべての受験科目においてマークできれば
その学校の考え方や要求する知識をマスターできていると言えるので、公開試験で合格可能性が
いくらであろうとも合格できる可能性が高いと確信してもよいと言っても過言ではないと言えましょう。
しかし、8割以下の得点率であれば合格は厳しくなります。
あまり古い過去問を演習しても、文部省の学習指導要領も大きく変っているし、
それにそって入試出題傾向の流行も変わっています。さらに、各校の入試作成の
中心となっていらっしゃる先生方の顔ぶれも退職されたり、立場が変わられたりと
変化しています。だから、まずは過去問は5~6年でよいのです。1校に付き3回
解くから、チャレンジ校・実力適性校・滑り止め校と3校分解けば、延べにして
45~54年分解く計算になります。これを普段の学習と両立させて、領域別の学習
による穴埋めをしていくので、体力的にも精神的にも親子共々辛くなるわけです。
保護者の方へ
子供は意外と、自分が寝不足であったり疲れていたりしても気づかない傾向があります。
だから廻りの大人が子供の睡眠が不足しているなと感じたら、今日の課題が終わっていなくても
寝かせてあげてください。どこかで強制的に再起動させてあげないと心身ともに蝕まれ始めてしまいます。
残り3カ月といっても、意外に長期戦であることをお忘れなく。
プレアデス 塾長 手塚 裕